奇跡の探偵BLOG

サウンドノベル『奇跡の探偵』が完成するまでを追った開発記録ブログ…の予定です。

無事、体調不良から立ち直っております。
ご心配をお掛けしました。

しかし、復活してからこっち、
本業がとても忙しく、なかなか『奇跡の探偵』制作が進まない、今日この頃。
本日も、残業中の職場から、こっそり更新いたします。

こうなってくると、モチベーションを保つのが大変なんです。
やりたいこと、書きたいことはたくさんあるので、ほんの少しでも前進はしていたい。
この『ほんの少し』をキープするのが、けっこう大変。

そんなわけで、そんな時間はないのは百も承知で、
昨日からシナリオ書きにふたたび、着手いたしました。

おや?
シナリオはあらかた出来た、って前に言ってなかったか、おい。

そう思った貴方は偉い。
しっかり読んでくださってて、ありがとう。

そうです。
確かに言ってます。ここで

なんと、去年の夏の段階で、シナリオはかなり形になっていたんですよ。
自分でも、びっくりです。

ところが、ですね。

以前にもお知らせしていますが、
『奇跡の探偵』には、わずかながら選択肢があります。

で、このほんのわずかな数しかないけど、とても重要なものばかりの選択肢。
選ぶことで物語は大きく展開し、クライマックスに進んでいく、というふうになっています。

これまでのシナリオの完成部分内では、
どちらの選択をしても、ある程度、物語の核心までは進むけれど、
ホントにホントのエンディングへは、今回はたどり着けないことにしてたんです。

つまり、いくつかの謎を残したまま、物語は幕を下ろし、
今後発表される(ホントに?)続編で、解明されていく。

そういう形を想定していたんですね。

しかし!!

制作していくうちに、それではとても満足できない、自分がいたんです。
つまり、中途半端な状態で、「これで終わりです」というのは、TAKAの性格上、とてもじゃないけど出来ない!
そう気づいたんです。

ひぐらしのなく頃に』形式が、中途半端だというんじゃないですよ?
あれだけ壮大な物語であれば、結末を隠しながら、存分にプレイヤーを楽しませることが出来る。

しかし、『奇跡の探偵』は違います。

優劣がどうこう、ではなくて、種類が違います。
バッチリ解決してこそ、の物語なんです。

だから、疑問が残ったり、謎が残ったりはあるとしても、
本筋の『事件』のほうは、ビシッと解決!!
これが『奇跡の探偵』の理想的な幕の下ろし方なのではないか、と。

そう思い、現在、シナリオの”続き”を書いている、というわけです。

早い話が、今後、別シナリオとして発表しようと思っていた”続き”を、ひとつのシナリオとしてつなげちゃおう、と。

あと、ちょっと後ろ向きなかんがえですけど。

無名の新人がネットの片隅でチクチクと作ったノベルゲームの続編を、
いったいどれだけの人が楽しみに待っててくれるだろう、というのもあります。

おもしろくなかったから、もう待たない。
それはそれでいいんです。

先が気になるけど、いつまで経っても次がでないから、もうやらない。
これは、悔しい。

なにせ、処女作にこれだけ時間がかかってるんですから。
次回作がもっと時間がかからないでできる、なんて保証はありません。
そしたら、このTAKAの頭の中にある物語が、かわいそうじゃないですか。

だから、書きます。
納得のいくまで。

そしてその結果。
これを読んでいただいてる方々に、
TAKAの大事な『奇跡の探偵』の物語を、届けることが出来れば。

こんな嬉しいことはありません。

では、本業に戻ります。

そして、終わったらシナリオ書き。

頑張ります。

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綾vs知夏01

知夏は、幼なじみ

気心の知れた仲ではありますが、
仲良しかというと、そうでもない。

お互いのことを知り尽くしているからこそ、
相手のダメな部分にズカズカと土足で入り込んだ結果、
ケンカに発展することも。

ふたりとも実力伯仲の空手家同士。
そのケンカは、シャレにならないレベルになります。

ケンカするほど、仲が良い」…
果たして、ふたりにも当てはまる言葉なのか、どうか。

…微妙なところです。

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表題どおりです。

ストーリーをエピソードごとに小さく区分けして書いていますが、
今さらながら、その区分けのつながりを整えるのに苦戦しています。

書きたいシーンや伏線やせりふが並んでいて、
それを前後入れ替えたり、
新たなエピソードを加えて流れを作ってみたり。

いろいろやっているのですが、
不自然になるところがあったり、
うまくつながらなかったり。

漠然とした言い方になりますが、
あるエピソードに出てくる伏線が、
当然そのエピソードの前に出てくるのですが、
そこに出てくる展開は、最初のエピソードのあとに来て欲しい。

…ややこしい。分かります?

回想シーン、という手もありますが、
多用するとワケ分からなくなるし。

うーん。

ただ単に、しょーもないギャグを活かしたいがために、
シーンを移動できなくて悩んでることも多い。

このシーン、この位置じゃおかしいんだけど…
でも、このギャグはよく出来てるから、消したくない!!

…悩むなよ、と言いたい。
自分で自分に。

ストーリーが完成したら、
キャラ立ち絵の追加、背景の追加。
そして、効果音やBGM、演出関連。

やることはまだまだいっぱいあるけど、
ちょっとだけ、完成が見えてきた、かな?

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第一話のシナリオから抜粋してみました
スクリプトからほとんどそのまま抜き出して編集しただけなので、ちょっと見にくいかもしれませんが。
いかがでしょうか。


半分傾きかけた、おんぼろアパートの前。
外階段をぎしぎし言わせて上がり、アパートの一室に入る。
いくつか家具が置かれたままの、薄暗い部屋。

知夏
「…こりゃあ、聞きしに勝るオンボロっぷりだねぇ」


「階段も、気を抜くと踏み外してしまいそうだったな。
よく全員、ここまで上がってこれたものだ」

なつみ
「あれ?
家具が残ってるんですね。この部屋、引き払ったはずのに」


「そうなのよぉ。とにかく、身の回りのものだけまとめてぇ、大慌てで引っ越しちゃったのぉ。
家具はあとで引き取りにくるからって、大家さんに無理やり承知させてねぇ」

鼓太郎
「そ、そんな夜逃げ同然みたいな引越し方するなんて…
先生のお友達、ホントにいったい、何があったんでしょうか…?」


「先生…そろそろ教えてもらわないと。
私たちが、ここでいったい、何をすれば良いのかを」


「そうねぇ……ここなら、まさか誰も聞いてないだろうしぃ。
…実はねぇ。さっき、空守さんが部室で言ってたこと…当たらずとも、遠からずってところなの…」

知夏
「?
…あははは。あたし、さっき何言ってましたっけ?」


「お前は本当に、なにも考えずに、頭に浮かんだことをそのまましゃべってるんだな。
…先生。もしかして本当に…このアパートの噂にまつわる遺留品が…?」


「そう。しかも…この部屋のどこかに」

鼓太郎
「えぇ?!
う…嘘でしょ?」

知夏
「しぃッ!
鼓太郎、声がデカイ。黙って聞け」

鼓太郎
「…うぅ」

なつみ
「じゃあ、私たちがそれを探し出して、警察に届ければいいんですか…?」


「いいえ。これはぁ、先生がナイショでやらなきゃいけないことなの。
…友達のことも、あるし。」


「……遺留品に、お友達が関わっている、と。
そう考えて良いんですか?」


「…うん。確証はないんだけどねぇ。
みんなに探してもらうのはぁ、少し大きめの、手帳。
使い込まれた感じでぇ、ところどころ破れたりしていると思うわぁ。
もし見つけたらぁ、中を見ないで先生に渡してちょうだい。…いいわねぇ?」

知夏
「えぇ? …見ちゃダメなんですか?
せっかく苦労して探すんだから、ちょっとくらい見せてもらってもいいでしょうに」


「だめだめぇ!
絶対ダメなんだからねぇ? 空守さん。
中を見たら、書いてあることを知ったら、どんなことが起こるか…先生にだってわからないのぉ。だから、我慢して…ね?」

なつみ
「知夏ちゃん。先生も、私たちの安全を考えてそう言ってくれてるんだよ。
興味本位で首を突っ込んじゃ、いけないことなんだよ。先生を困らせちゃ、ダメだからね?」

知夏
「ちぇっ。
…しかたねえなぁ。じゃ、サクッと終わらせて、みんなでカラオケにでも行こうぜ」

なつみ
「あ。賛成!
ね? 鼓太郎くんもいっしょに」

鼓太郎
「え? …ああ、うん。
も、もちろんいっしょに行くよ」


「…どうした、望月。なにか、気になることがあるのか?」

鼓太郎
「あ、いえ…。この部屋、なんだか空気がすごく淀んでいる気がして。
霊が出るとか聞いてたから、気にしすぎなのかもしれないんですけど…」


「…ふむ。確かにな。
私も気にはなっているんだ。あまりにも、風が通らない感じがする」

(ガラリ。綾さんが、部屋の窓を大きく開けた。)


「………」

(ここへくるとき、外には気持ちのいいそよ風が吹いていた。)
(…なのに、今この部屋には、風がまったく入ってこない。
こんなに大きく窓を開けているのに、部屋の中の空気は全然動かず、どんよりとした雰囲気が漂い続けている。)


「ふむ。
どうやらこの部屋の間取りや、アパート自体の立地条件が、悪いふうに重なって、風の通りにくい構造になっているようだな。
こんな陰気な部屋では、すぐに引っ越したくなっても不思議ではないかもな」

鼓太郎
「そ、そうですか」

知夏
「おい、お前ら!
さぼってないで、さっさと探せよ。
まったく…あたしがこんなに一生懸命に探してるって言うのに、ふたりして無駄口たたいてんじゃないっつーの」

綾「ほう…?
お前の口から『サボるな』なんて言葉が聞けるとはな。珍しいこともあるもんだ」

なつみ
「ま、まあまあ…。ケンカしないで、早く探そうよ。
ほら、鼓太郎くんも。軍手するの、忘れないでね。壁とか床とか、だいぶ毛羽立ってて危ないから」

鼓太郎
「う、うん」

(用意のいいなっちゃんから、軍手を受け取ると、僕は慌ててそれをはめ、捜索に加わった。)


「がんばってねぇ、みんな。先生、ジュースでも買ってきてあげるからねぇ♪」

バタン。

鼓太郎
「う…」

知夏
「うまく逃げたな、先生」


「結構、ものが残っているから、手間がかかりそうだな…。気合を入れて探すぞ」

なつみ
「おぉ〜!」

(…1時間ほど、探したころ。)

鼓太郎
「………あ」

知夏
「どした? 鼓太郎」

鼓太郎
「こ…これじゃないですかね、手帳って。
少し大きめの、使い込まれた手帳…やっぱり、これですよ!」

知夏
「おお!
でかした!! やるなぁ、鼓太郎!!」

鼓太郎
「い、いやぁ…それほどでも」

知夏
「見てみようぜ」

鼓太郎
「!
はぁ?」

知夏
「これだけ苦労して見つけたんだ。ちょっとくらい見たっていいじゃないか。誰にも言わなきゃ、わかりゃしないって」

(綾さんとなっちゃんは、押入れに収まっていた、たくさんのカラーボックスを外に運び出して、ひとつずつ中身を調べているところだ。)
(まだ、しばらくは帰ってこないだろう。)

鼓太郎
「な、なに言ってるんですか!
先生がダメだって、あれほど…」

知夏
「まじめだなぁ、鼓太郎。
どっかの空手バカみたいだぞう?」

鼓太郎
「だ、誰のことですか」

知夏
「じゃあ、お前はまったく興味ないんだな?
この手帳に」

鼓太郎
「う…それは…」

(実を言うと、興味はあった。)
(もともと、好奇心は旺盛なほうだと、自分でも思っている。
…それに、あんなにダメだと言われたら、かえって見たくなるのがニンゲン、というものじゃないか。)
(幽霊は怖いけど、とても大事な遺留品だというこの手帳に、とても惹かれるものがあった。)

鼓太郎
「だ、だけど、やっぱりそれとこれとは違うと思うけどな…」

知夏
「じゃ、あたしが一人で見ちゃおう。
どっちにしろ、あたしがもし見つけてたら、こっそり見ようと思ってたんだから」

鼓太郎
「ええ?
そ、それはずるいでしょう」

知夏
「どうせ、大したことなんて、書いてないって。
ほれ、早く貸せよ。ちょっとだけ見てみようぜ」

(言うが早いか、知夏さんは僕の手からするりと手帳を取り上げると、ページをパラパラとめくりだした。)

鼓太郎
「はぁ…」

(僕は、ため息をつきながらも、内心は少しわくわくして、知夏さんの隣から手帳を覗き込んだ。)

知夏
「…………」

鼓太郎
「…………」

知夏
「…………」

鼓太郎
「…………なんにも、書いてないですね」

知夏
「そだな。…あぶり出しか?」

鼓太郎
「んなわけ、ないでしょ………!」

知夏「!!
なんだ、これ……」

(使い込まれた感じなのに、どのページにも、なにも書かれていなかった、手帳。)
(しかし、その裏表紙の部分に、赤い文字で大きく、なにか書き込まれていた。)

たすけて

鼓太郎
「う、うわぁッ」

知夏
「こりゃあ…ホントに、見ちゃいけなかったかもな…」

鼓太郎
「そ、そんな!
今頃そんなこと言われても…!」

知夏
「まあ、そう取り乱すな、鼓太郎。
さっきも言っただろ?
誰にも見たって言わなきゃ、バレはしない。…な?」

鼓太郎
「う…うぅ…」

知夏
「こいつを先生に渡せば、万事オーケーなんだ。うろたえる必要なんて、ない。
そうだろ? 鼓太郎」

鼓太郎
「そ、そうでけど…」

知夏
「ま、あたしとしちゃ、こいつにどんな意味があるのか、興味があるけどもねぇ?」

鼓太郎
「…んな!
ダメですよ?!
先生、ナイショって言ってたじゃないですか!」

知夏
「分ぁかってるって。あたしだってそれくらいの分別はあるよ。
こっそり調べたりなんて、しないから安心しろ」

(…ホントかよ…。)

知夏
「なんか言ったか?」

鼓太郎
「?!
い、いや別になにも…。
じゃ、じゃあ、早くなっちゃんたちに報告しましょうよ。ふたりとも、まだ下で探してるはずだから」

知夏
「へいへい」

以上。
このあとどうなるのか?
この手帳はいったいなんなのか…?
続きは、ゲームで!

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サウンドノベルというゲームジャンルである以上、「奇跡の探偵」には『選択肢』が存在します。

いくつかの選択肢の中から、ひとつを選ぶことにより、物語の進行が変化する。
小説や映画にはない、サウンドノベルの大切な要素のひとつです。

ただし、「奇跡の探偵」ゲーム中において、選択肢を選ぶシーンは、実はごくわずか。

基本的に登場人物たちは、自分たちの意思で行動し、自分たちの判断で危機を切り抜け、自分たちの知識や直感を駆使して謎の大部分を解いていきます。
プレイヤーである貴方は、それをただ、眺めているだけ。
物語を追いながら、ご自分の推理が当たっているか、外れているかをじっくりと楽しんでいただければ結構です。

しかし、物語が大きな転回点を迎えるとき。
登場人物たちがどのように行動するべきか。…その判断は、貴方に委ねられます
つまり、「奇跡の探偵」ゲーム中に、選択肢が現れたとき。それは、例外なく、物語が大きく変化する瞬間なのです。
選択肢01

ただならぬ様子の、なつみ。
一緒に行くか、行かないか…鼓太郎に聞いているようです。

選択肢02

と、突然!
”世界”の時間が止まり…

選択肢03

プレイヤーである貴方が、選択肢を選ぶことになります。
なつみと一緒に行くのか?
綾たちと行動を共にするのか…?


貴方が選んだ選択肢によって、事件解決する大きなヒントに、登場人物たちが気づくかもしれません。

または、間違った選択肢を選んだことで、大事なヒントを見過ごし、大失敗に終わるかもしれません。

仲間の命が危険にさらされたり。
大きな災害が起きて、村が一晩で壊滅したり。
双子の女の子の、助けちゃいけないほうを助けちゃったり。

そんな結末にたどり着くかもしれません。

しかも、選んだ選択肢が正しかったかどうか、分かるのはずいぶんあとになってから。
どんな選択肢を選んでも、物語は進んでいきます。

どうか、選択肢の決定は慎重に。
「奇跡の探偵」の結末がハッピーエンドに終わるか否かは、貴方にかかっています。

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